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新日本保険新聞 コラム

Edgeについて知っておこうWindows利用者は要確認

保険代理店のための情報セキュリティ知識と対策29

今後、ますますEdge対応が増加
セキュリティ向上には大きく貢献

保険業務をする上で大半の方がパソコンはアップル社のMacでなくマイクロソフト社のWindowsを使っているかと思います。最近弊社開発のクラウドシステムのユーザーから「システムが勝手にEdgeで開くようになってしまったんですが?」という質問を何件か頂戴しました。せっかくですので、今回はWebブラウザーのEdgeについて解説させていただきます。

そもそもなぜそうなってしまったかという理由にマイクロソフトは、2021年5月19日にこう発表しています。

『IEモードを搭載した Microsoft Edgeが正式にWindows 10 版 Internet Explorer 11デスクトップ アプリケーションの後継となり、Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションは2022年6月15日をもってサポートを終了します。』

要するに主にセキュリティ上の問題からサービスが終了予定なので、マイクロソフトとしては早くEdgeに切り替えてくださいということです。

弊社もあいおいニッセイ同和損保社の代理店ですが、AD1という保険会社のシステムがいまだIEでなければ使えません。このように標準のブラウザをIEにしていた方がそうなったはずです。

なお、個々のPCの設定等にもよりますが、Windows Updateのタイミングで強制的にリダイレクトされてしまったという方も少なくないのではないでしょうか。
※リダイレクトとは、移転前のページに訪問した際、自動的に移転後のページへ転送する仕組みのこと。

さて、EdgeをIE等別のブラウザに戻す方法は割愛させていただき、本題に戻りますが、EdgeがWindows10の標準ブラウザであることは皆さんもご存知かと思います。ではそもそもIEと何が違うのかという代表的なところ5つを簡単にまとめます。

1.Mac OSなどWindows以外のパソコンでも使うことができ、AndroidやiOSでも使用も可能で、従来のIEよりも柔軟性が高いのが魅力
2.処理速度(ページの読み込み・切り替え等)がスピーディー
3.Webサイト上で文字や絵の手書きが可能になり、単に閲覧するだけではなく、ビジネスや学習に活用が可能に
4.拡張機能や他のブラウザとの連携が充実
5.動画閲覧中の広告等、気になる広告をブロック

各保険会社も各システムもEdgeに対応していくでしょうし、今後Edgeを使うことが多くなってくるはずですので、まだ使っていない方についてはセキュリティ向上も絡んでますのでしっかりと学習しておきましょう。

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第3183号(週刊) 新日本保険新聞[生保版]2021年10月11日

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